【84%が悩んだ】一条ルール│吹き抜けや壁の実例写真と後悔しないコツ

一条ルールとは、一条工務店が耐震性と断熱性を守るために決めている設計の決まりです。
ねーやんわが家も吹き抜けや壁に決まりがあり、思いどおりの間取りにならないときもありました。
一条ルールを一覧にしてみたところ、なんと60個超え!
こちらの記事では、建てるときに一条ルールで悩んだ部分やインスタのフォロワーさんの意見をまとめています。一条ルールの中で後悔がない家にしたコツも解説していますので、役立ててくださいね。
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一条ルールとは|一条工務店の設計の決まり
一条ルールとは、一条工務店がすべての家で耐震性・断熱性・気密性をそろえるために設けている設計の決まりです。
一条工務店の家は、壁の量や窓の大きさまで計算して性能を出しています。そのため間取りや窓を自由に決めすぎると、決めた性能を守れなくなるためです。また耐震性へのこだわりも強く、壁が多い間取りになります。



「一条ルール」は施主のあいだで使われている呼び名で、公式ではありません。


インスタのストーリーズで「一条ルールに悩んだことある?」と聞いたところ、回答は「ある」49%・「ない」9%・「みるだけ」42%でした。「みるだけ」を除くと、回答した人のうち84%が「ある」と答えています。



わが家もいちばん悩んだのは、吹き抜けを作ったときに希望していない場所へ入った耐力壁でした。
吹き抜けのルール|広さや費用に決まり


吹き抜けには、広さ・壁・費用の3つに一条ルールがあります。間取りの中でもとくに制約が出やすい場所なので、作りたい場合は最初の打ち合わせで希望を伝えてください。
吹き抜けの広さは床面積の3分の1まで


吹き抜けの広さは、床面積の3分の1までが目安です。
吹き抜けは2階の床がない部分なので、広すぎると地震の横の力を受け止める床が足りなくなるためです。階段の部分も吹き抜けの広さに入るので、階段を吹き抜けの中に置く間取りは広さの残りが少なくなります。
広さだけでなく、吹き抜けの縦と横の長さにも目安があります。それぞれ、建物の縦と横の長さの2分の1までです。最終的には構造計算で決まるので、どのくらいの広さにできるかは設計士さんに確認してください。



わが家の1階の床面積は26坪で、リビングに10帖の吹き抜けと勾配天井を作りました。
吹き抜けを作ると耐力壁が増えがち


吹き抜けを作ると、まわりに耐力壁が増えがちです。耐力壁とは、地震の揺れを受け止める壁のことです。
床がない部分ができると建物の強さが下がるため、壁を増やして地震に耐える力を保つ必要があるからです。
フォロワーさんからも「吹き抜けの制約で構造壁がLDKに出っ張ってきた」という声が届きました。



わが家も希望していない場所に壁が入り、どうしても動かすことができませんでした。
吹き抜けは坪単価の半分がかかる
吹き抜けの部分には、床がなくても坪単価の半分の費用がかかります。
一条工務店の価格は「施工面積」で決まり、吹き抜けは面積の2分の1が施工面積に含まれます。たとえば4坪の吹き抜けなら、2坪ぶんが施工面積に入る計算です。



一条工務店は総二階が基本なので、2階が狭い間取りの場合に、吹き抜けを作って減額するという方法もあります。
耐力壁のルール|消せない壁と垂れ壁


耐力壁とは、地震や台風の横からの力を受け止めて建物を支える壁のことです。一条工務店では耐力壁が多くなりがちで、動かしたり消したりしにくいです。フォロワーさんの悩みも、耐力壁・ニッチ・垂れ壁など「壁」に関わるものがいちばん多く届きました。
希望していないところに壁ができる


一条工務店では、希望していない場所にも耐力壁が入ることがあります。
一条工務店は全棟で耐震計算をして、足りない場所に壁を足していくためです。
わが家は、ダイニングとリビングの間に壁ができました。テレビが見にくくなり、開放感も減ってしまいました。



消せなかった壁は、レッドシダーの突板を貼ってお気に入りの壁にしました。くわしくは▼一条ルールの中でも後悔しない家にするコツで紹介しています。
垂れ壁・袖壁は残ることが多い


垂れ壁(天井から下がった壁)と袖壁(出入口の横に残る壁)は、なくせずに残ることが多いです。
部屋と部屋の境目にある壁にも、建物を支える役目があるためです。フォロワーさんからも「タレ壁が無くせない、つけられないところがある」という声が届きました。



気づいたら垂れ壁ができていた!というのも一条あるあるです。図面の段階で垂れ壁の位置を確かめてください。
耐力壁にニッチが作れない


ニッチ(壁をへこませた飾り棚)は、耐力壁には作れないのが基本です。
壁をへこませると、その分だけ壁の強さが落ちるためです。フォロワーさんからも「理想の場所には全部採用不可だった」という声が届きました。



ニッチを作りたい場所は、壁を厚くしてできないかも設計士さんに聞いてみてください。ただし壁を厚くした分、部屋は少しせまくなります。
屋根のルール|形の選択肢が少ない


一条工務店の屋根は、形と勾配の選び方が少ないです。屋根の形は外観の印象を大きく変えるので、外観のイメージと合わせて早めに決めてください。
勾配は1.5寸と3.5寸の2択
屋根の勾配(かたむき)は、基本的に1.5寸と3.5寸の2択です。
一条工務店は屋根一体型の太陽光パネルを載せる前提で、屋根のつくりをそろえているためです。勾配は屋根全体で1つにそろえ、一部だけ変えることはできません。1.5寸はゆるやかで外から屋根が見えにくく、3.5寸はかたむきがはっきりして屋根の形が見えます。



商品によって選べる勾配が違うこともあるので、自分の商品で選べる勾配を営業さんに確かめてくださいね。
屋根の種類は3種類
一条工務店で選べる屋根の形は、片流れ屋根・切妻屋根・パラペットルーフの3種類です。
- 片流れ屋根:1方向にかたむく屋根。太陽光パネルをたくさん載せやすい
- 切妻屋根:本を開いて伏せたような三角の屋根
- パラペットルーフ:屋根のまわりを壁で囲み、四角い箱のような外観になる
2×6工法の商品は、太陽光を載せやすい片流れ屋根と切妻屋根が中心です。パラペットルーフは外から屋根が見えず、グランセゾンですっきりした外観にできます。



太陽光パネルを多く載せたい人は、屋根の形と向きをいっしょに決めるのがおすすめです。
窓のルール|数・種類・位置に制限


窓には、数・種類・位置のすべてに一条ルールがあります。一条のサッシは断熱性が高いのがうれしいところですが、選べる種類は多くありません。
一条工務店のオリジナルサッシのみ
窓のサッシは、一条工務店のオリジナルのサッシから選ぶ決まりです。
一条の基準に合った断熱性と気密性を保つため、ほかのメーカーのサッシは使えません。そのため、壁一面がガラスになるような大きな窓は作れません。



でも一条のサッシは真冬でも結露しにくく、断熱性の高さは住んでから実感しています。
窓の数は部屋の広さで決まる
一条工務店では、部屋の広さによって付けられる窓の数が決まっています。



例えば「15帖以上で窓は4つ」などです。
広い部屋ほど標準で付けられる窓が多く、標準の数をこえた窓はオプションになります。
お風呂やトイレの窓はオプション
一条工務店のお風呂やトイレの窓はオプションになります。以前はFIX窓なら標準でしたが、今は全てオプションになりました。
洗面所は2帖を超えれば1個標準です。



わが家はお風呂に開放感を付けるために、窓オプションを採用しました。
連窓は1枚として数える
連窓(2枚以上の窓をつなげた窓)は、窓の数の上限の中で1枚として数えます。
同じサイズの窓を半マス以内の間隔で並べると、1か所の窓として扱われるためです。付けられる窓の数では足りない部屋でも、連窓にすると横に広い窓を付けられることがあります。
枠組みと軸組みで選べる窓が違う
一条工務店では、枠組みと軸組みで選べる窓が違います。
枠組みは壁の面で建物を支える工法で、アイスマートやグランスマートなどの2×6工法の商品です。軸組みは柱と梁で建物を支える工法で、グランセゾン・ブリアールなどが当てはまります。
工法によって壁のつくりが違い、商品ごとに使えるサッシが決まっています。



わが家アイスマートの家で見た大きなFIXサッシを採用したいと思っていましたが、グランセゾンでは選べませんでした。
天井までのハイサッシがない


一条工務店には、天井まで届く高さのハイサッシがありません。
わが家ではハイサッシオプションを採用しましたが、天井までは届かず窓の上に壁が残りました。天井までガラスの開放感がある窓に憧れている人は、物足りなく感じるかもしれません。
コーナー窓は採用できない
一条工務店では、建物の角を窓にする「コーナー窓」は採用できません。
建物の角には、建物を支える耐力壁が集まっています。ここに窓を付けると、建物の強さが下がるためです。角の両側の壁にそれぞれ窓を付ける方法なら、光を取り入れられます。



建物の角の近くに窓が付けられないわけではありません。
パノラマウィンドウは壁の幅が要る


パノラマウィンドウ(横に長い大きな窓)を付けるには、壁に十分な幅が必要です。
窓の両側に、建物を支える壁を1マスずつ残す必要があるためです。フォロワーさんからも「マスが足りなくてパノラマウィンドウをつけられなかった」という声が届きました。



パノラマウィンドウを付けたい人は、付けたい壁の幅を最初の打ち合わせで伝えてくださいね。
窓のない居室は作れない
一条工務店では、窓のない居室は作れません。居室とは、リビングや寝室など人が過ごす部屋のことです。
建築基準法で、居室には光を取り入れるための窓が必要とされているためです。部屋の名前を「脱衣所」にするか「ユーティリティ」にするかによって、換気や窓のルールが変わることもあります。



窓をなくしたい部屋は、部屋の使い方と名前を設計士さんに相談してください。
網戸は全てオプション
一条工務店の網戸は、すべてオプションです。
網戸が必要ない窓もあるため、必要な窓にだけ付ける形になっています。窓を開けて風を通したい部屋では、どの窓に網戸を付けるかを打ち合わせで決めてください。



網戸は、よく開ける窓だけに付ければ費用をおさえられます。
間取りのルール|総二階と半マス刻みが基本


間取りは、総二階と半マス刻みを基本に組み立てます。わが家は耐震のルールに合わせて家の面積が少し広がり、建築費も上がりました。
2×6工法は原則総二階
2×6工法(アイスマートやグランスマートなど)の家は、1階と2階が同じ形の総二階が原則です。
1階と2階の壁の位置をそろえることで、地震の力を上から下へまっすぐ伝えられるためです。
わが家が建てた当時のグランセゾン(軸組工法)は、2階の床がない部分に費用がかかりませんでした。そのため1階を広く2階をコンパクトにできています。今はルールが変わっています。



1階と2階で形を変えたい人は、工法の違う商品もくらべてみてください。
2階が狭くても坪単価の半分がかかる
2×6工法の商品は、2階を1階より狭くしても2階の床がない部分に坪単価の半分の費用がかかります。
床がない部分にも屋根や壁が必要なので、施工面積に含まれるためです。



2階を小さくしても思ったほど安くならないので、施工面積の内訳を見積書で確かめてくださいね。
間取りの寸法は45.5cm刻み(半マス)が基本
一条工務店の間取りは、45.5cm(半マス)刻みで寸法を決めるのが基本です。
一条工務店では、91cmを1マスとする「尺モジュール」を使って設計しているためです。そのため、たとえば「あと20cmだけ広くしたい」といった細かな調整はできません。



家具を置く場所は、家具の幅と半マスの寸法を照らし合わせておくと失敗しません。
スキップフロアはできない
一条工務店では、スキップフロアは作れません。スキップフロアとは、床の高さを半階分ずらした間取りのことです。
床の高さをずらすと、壁と床で建物を支える構造にできなくなるためです。



段差のある空間を作りたい人は、小上がり(床段差施工)ができる商品か確かめてください。
天井の高さは2.4mか2.65m
天井の高さは、枠組工法が2.4m・軸組工法が2.65m(2階は2.5m)です。
工法ごとに壁の高さが決まっているためです。天井を高くしたい場所には、勾配天井や吹き抜けを取り入れて高さを出します。



天井を高く見せたい人は、勾配天井や吹き抜けを検討してください。
ナチュリア以外でオーバーハングはできない
2階が1階より外に張り出す形を「オーバーハング」といいます。ナチュリア以外の商品では、この形にはできません。
張り出した部分を下から支える柱や壁がなく、建物の強さを保ちにくくなるためです。
小上がり(床段差施工)は軸組工法だけ
床を一段高くした和室などの「小上がり」を作る工事を、床段差施工といいます。選べるのは、軸組工法の商品だけです。
床段差施工は、床の高さを変えられる軸組工法のつくりを使ったオプションのためです。今の商品では、グランセゾンで選べます。わが家は和室を40cm上げた小上がりにして、掘りごたつの書斎を作りました。





わが家は小上がり和室の優先度が高かったので、グランセゾンにしました。
ロスガードのルール│2階の外壁側に置く


24時間換気システム「ロスガード」は、2階の外壁に面した場所に置く決まりです。
平屋の場合は、「外壁に面した場所」という決まりだけになります。
ロスガードは外の空気を取り込んで家中に送るため、外壁に面していないと空気を入れかえられません。本体のスペースは約0.5帖あり、2階の間取りに制約が出ます。
ロスガードは音がするため「寝室の近くに置きたくない」という方もいて、距離を置くとさらに制限がかかる場合があります。





インスタのアンケートでは、すでに入居している人の82%が「音は気にならない」と答えています。
玄関のルール
玄関のドアとポーチには、一条独自のルールがあります。
断熱ドア「ダンジュ」はアイスマート・グランスマートのみ
断熱性の高い玄関ドア「ダンジュ」は、アイスマートとグランスマートの断熱等級7の仕様に入っているドアです。
商品ごとに、組み合わせられる窓やドアが決まっているためです。



玄関ドアのデザインにこだわりたい人は、商品ごとに選べるドアをカタログで確かめてください。
外開きが標準で引き戸はオプション
玄関ドアは、外開きが標準で引き戸はオプションです。
引き戸は開け閉めしやすい一方で、すき間から空気が出入りしないように工夫が必要なためです。



ベビーカーや車いすを使う家庭は、引き戸の費用も見積りで確かめておくと安心です。
三方を壁で囲んだ玄関ポーチは施工面積に入る
三方を壁で囲んだ玄関ポーチは、施工面積に入るので費用がかかります。
壁と屋根で囲まれた部分は、建物の一部として扱われるためです。



雨の日に濡れない玄関ポーチにしたい人は、囲む壁の数と費用を設計士さんに相談してください。
勾配天井のルール|採用できる場所に条件がある


勾配天井の大きさ形やは、自由に決められるわけれはありません。
わが家は12帖の勾配天井を採用しましたが、もっと大きくする予定でした。



勾配方向の最大の長さは「6マスまで」と言われました。
傾きは、6寸勾配が限界です。勾配天井の高さは一条ルールだけではなく、地域の高さ制限の影響も受けます。
クロスのルール|準不燃が中心
一条工務店のクロスは準不燃の商品が中心なので、「不燃」のクロスを選ぶことができません。クロスの「準不燃」「不燃」とは、燃えにくさを表す性能のことで、クロス性質がの施工の仕上がりにも影響します。
最近では準不燃クロスのバリエーションも増えているので、幅広く比べればあまり希望のクロスが見つからないということはないです。



一条工務店のオリジナルクロスだけではなく、「サンゲツ」や「リリカラ」などのメーカークロスも選べます。
わが家のクロス選びは、▶一条工務店のクロス選びで紹介しています。
バルコニーのルール|坪単価の半分がかかる
屋根のないバルコニーは、施工面積に2分の1で入るため坪単価の半分の費用がかかります。
バルコニーにも床や手すりの壁を作るため、建物の一部として扱われます。
バルコニーの広さと位置
バルコニーは、屋根の有無によって費用の計算方法が変わります。
屋根(軒)で覆われたバルコニーは、施工面積に全額で入ります。2×6工法の家では、総二階の形をそろえるためにバルコニーの位置で調整することもあります。



洗濯物を干す場所に使う人は、バルコニーの広さと屋根の有無を設計士さんと早めに決めてくださいね。
ルーフガーデンは一部の商品のみ
一条工務店には、「ルーフガーデン(屋上の庭)」と「ルーフバルコニー」があります。
周囲に壁を立ち上げる「ルーフガーデン」は採用できる商品が限られています。
- アイキューブ
- アイスマート
- グランスマート
- ナチュリア
階段のルール|オープンタイプとボックス


一条工務店の階段は、オープンステアとボックスステアの2種類から選びます。


ボックスタイプはコの字かストレートの2択
ボックスステア(壁で囲んだ階段)は、コの字かストレートの2つの形から選びます。
一条工務店の階段は、決まった形の中から選ぶしくみのためです。らせん階段や片持ち階段は選べません。



階段下を収納にしたい人は、ボックスステアが向いています。
オープンステアはまっすぐな形だけ
オープンステア(段の間があいた階段)は、まっすぐな形だけです。
途中で曲がる形にすると、段を支える部分を組み立てられなくなるためです。



リビング階段を開放的にしたい人は、まっすぐ置ける場所を間取りの最初に決めてください。
オープンステアの近くは小さい窓のみ
オープンステアの近くには、小さい窓しか付けられません。
オープンステアのまわりでは、壁で建物を支えています。そのため、大きな窓は付けられません。



階段を明るくしたい人は、吹き抜けの窓から光を入れる方法も検討してください。
収納のルール│システムクローゼットから選ぶ
一条工務店の収納は、システムクローゼットの中から選ぶのが基本です。
収納の形と大きさをそろえることで、施工の品質と価格を保っているためです。
施工面積6坪ごとに1個が標準
システムクローゼットは、施工面積6坪ごとに1個が標準でつきます。
標準の数をこえて収納を追加する場合は、オプション費用がかかります。



収納を多く作りたい人は、標準の数と追加の費用を見積りで確かめてくださいね。
クローゼットの奥行きは45・60・90cm
クローゼットの奥行きは、45cm・60cm・90cmの3種類から選べます。
奥行きは、しまうものに合わせて3種類から選ぶしくみのためです。



洋服をハンガーでかける収納は、奥行き60cmを選ぶと服がはみ出しません。
折れ戸を開き戸に変えられない
システムクローゼットの扉は折れ戸で、開き戸に変えられません。扉の形も、収納とセットで決まっているためです。



扉の開き方が気になる人は、扉の前に必要な広さを図面で確かめてください。
自在棚のカラーバリエーションは造作色あわせ
一条工務店の自在棚は、造作の色に合わせて色を選ぶ決まりになっています。



収納の色をそろえたい人は、床や建具の色と自在棚の色をいっしょに決めてくださいね。
ロフトのルール|高さと広さに上限がある
ロフトの天井の高さは1.4m以下、広さは下の階の床面積の2分の1未満にする決まりです。
建築基準法では、この条件をこえるとロフトが階の1つとして数えられるためです。



ロフトを収納に使いたい人は、はしごの位置と広さを設計士さんに相談してください。
内装と外壁の色のルール|統一が基本
内装と外壁の色は、家全体で統一するのが基本です。一条工務店は部材をまとめて作ることで、品質と価格を守っているためです。
床の色はフロアごとに1色
床の色は、1つの階(フロア)で1色にそろえる決まりです。
1階と2階で床の色を変える場合は、オプション費用がかかります。



部屋ごとに雰囲気を変えたい人は、床ではなくクロスや照明で変えるのがおすすめです。
室内ドアや建具は1棟で1色
室内ドアや建具の色は、家全体で1色にそろえます。ドアの色は部屋ごとに変えられないため、家全体に合う色を選んでください。
外壁タイルは2色まで
外壁タイル(ハイドロテクトタイル)の色は、2色まで組み合わせて選べます。
タイルは7色から2色までを選び、貼り分けは縦方向だけと決まっています。ナチュリアはタイルではなくサイディングの外壁です。
わが家は、外壁全体を白のハイドロテクトタイルでそろえました。ハイドロテクトタイルは汚れにくく、白でも汚れは気になりません。
キッチンのルール|IHのオリジナルが基本
一条工務店のキッチンは、IHを使う一条オリジナルが基本です。
キッチンは入れられないメーカーがある
ほかのメーカーのキッチンも選べますが、一部に入れられないメーカーがあります。
ほかのメーカーのキッチンは設定外品になり、稟議と追加の費用が要るためです。



使いたいキッチンがある人は、採用できるメーカーかを早めに営業さんへ聞いてください。
わが家のキッチン選びは、▶一条工務店のキッチンで紹介しています。
他シリーズの設備は入れられないことがある
同じ一条工務店のキッチンでも、ほかの商品シリーズの設備は、選べないことがあります。
たとえばナチュリアのシャーリーシリーズは、ナチュリアでしか採用できません。



展示場で見た設備は、自分の商品で選べるかをその場で聞いておくと安心です。
IHが標準でガスはオプション
一条工務店のキッチンは、IHが標準でガスはオプションです。一条工務店の家は、オール電化を前提にしています。
設備のルール|床暖房や換気システム
設備の置き場所と選べる製品には、一条ルールがあります。
お風呂は一条オリジナルのみ
お風呂は、基本的に一条オリジナルの中から選びます。
一条工務店では、断熱と床暖房に合わせたお風呂を自社で用意していて、ユニットで運ばれてきます。



お風呂の広さやデザインは、選択肢が狭いですが使い勝手には満足しています。
お風呂は外壁側にしか付けられない
お風呂は、外壁に面した場所に設置する必要があります。
換気と窓のために、お風呂が家の外側の壁に接している必要があるためです。
床暖房のエリア分けは最小3帖
床暖房のエリアを分けるときは、1つのエリアを3帖以上にします。
エリアは各階4つまでと決まっていて、狭い部屋だけを別のエリアにはできません。



間取りが決まったら、エリアの分け方を設計士さんと決めていきます。
2階の水回りは下に配管が要る
2階にトイレや洗面を設置する場合は、真下の1階に配管を通すスペースが必要です。
2階から1階へ水を流すための配管を、壁の中に通すためです。



2階に水回りを置きたい人は、1階の配管スペースの場所を図面で確かめてください。
標準の設備を取りやめると減額がある
標準でついている設備を取りやめると、減額されることがあります。
一条工務店の価格には、標準でついている設備の費用が含まれているためです。



わが家も洗面台を社外品にしたので30万円ほど減額されました。
さらぽかは一部の商品は対象外
さらぽかは、グランセゾンなど一部の商品では付けられません。
- グランスマート
- アイスマート
- ナチュリア
- アイキューブ
今まではグランスマートとアイスマートだけでしたが、2026年7月からナチュリアとアイキューブも対象になりました。
さらぽかとうるケアはどちらかしか付けられない
さらぽか(夏の冷房と除湿)とうるケア(冬の加湿)は、どちらか1つしか付けられません。
さらぽかを付けると換気システムが除湿もできるタイプに変わるので、加湿のうるケアとはいっしょに付けられません。



夏の湿気と冬の乾燥のどちらが気になるかで、付ける設備を選ぶのがおすすめです。
太陽光のルール│一条オリジナルのみ
太陽光パネルは、選べるパネルと載せ方に一条ルールがあります。
屋根と一体型の自社製のみ
選べる太陽光パネルは、屋根と一体になった自社製のパネルだけです。
屋根とパネルが一体になっているので、あとからほかのメーカーのパネルに交換することもできません。



パネルのメーカーは選べないので、載せられる枚数を間取りの段階で確かめてくださいね。
わが家の太陽光と電気代は、▶一条工務店の電気代で紹介しています。
屋根を延長するとダミーパネルになる
屋根を延ばした部分には、発電しないダミーパネルを載せます。
屋根だけを延ばすことはできないので、見た目をそろえるダミーパネルを載せます。



軒を出したい人は、延ばした部分は発電しないと知っておいてください。
一条ルール一覧
一条ルールを、場所ごとに一覧にまとめました。気になる場所を押すと、その場所のルールを紹介する章に移動できます。
| 吹き抜け |
|---|
| 吹き抜けの広さは床面積の3分の1まで |
| 吹き抜けを作ると耐力壁が増えがち |
| 吹き抜けは坪単価の半分がかかる |
| 耐力壁 |
| 希望していないところに壁ができる |
| 垂れ壁・袖壁は残ることが多い |
| 耐力壁にニッチが作れない |
| 屋根 |
| 勾配は1.5寸と3.5寸の2択 |
| 屋根の種類は3種類(片流れ・切妻・パラペット) |
| 窓 |
| 一条工務店のオリジナルサッシのみ |
| 窓の数は部屋の広さで決まる |
| お風呂やトイレの窓はオプション |
| 連窓は1枚として数える |
| 枠組みと軸組みで選べる窓が違う |
| 天井までのハイサッシがない |
| コーナー窓は採用できない |
| パノラマウィンドウは壁の幅が要る |
| 窓のない居室は作れない |
| 網戸は全てオプション |
| 横長のFIX窓は付けられない |
| 窓の位置は半マス単位 |
| 間取り |
| 2×6工法は原則総二階 |
| 2階が狭くても坪単価の半分がかかる |
| 間取りの寸法は45.5cm刻み(半マス)が基本 |
| スキップフロアはできない |
| 天井の高さは2.4mか2.65m |
| ナチュリア以外でオーバーハングはできない |
| 小上がり(床段差施工)は軸組工法だけ |
| お金・契約 |
| 2×6工法は前の道路が狭いと建てられないことがある |
| ロスガード |
| ロスガードは2階の外壁側に置く(0.5帖) |
| 玄関 |
| 断熱ドア「ダンジュ」はアイスマート・グランスマートのみ |
| 外開きが標準で引き戸はオプション |
| 三方を壁で囲んだ玄関ポーチは施工面積に入る |
| 斜めにできるのは玄関の框だけ |
| 勾配天井 |
| 勾配天井は採用できる場所に条件がある |
| クロス |
| クロスは準不燃が中心で選べる幅が狭い |
| バルコニー |
| バルコニーは坪単価の半分がかかる |
| バルコニーの広さと位置に決まりがある |
| ルーフガーデンは一部の商品のみ |
| 階段 |
| ボックスタイプはコの字かストレートの2択 |
| オープンステアはまっすぐな形だけ |
| オープンステアの近くは小さい窓のみ |
| 収納 |
| 収納はシステムクローゼットから選ぶ |
| システムクローゼットは施工面積6坪ごとに1個が標準 |
| クローゼットの奥行きは45・60・90cm |
| 折れ戸を開き戸に変えられない |
| ロフト |
| ロフトは高さと広さに上限がある |
| 内装・外壁 |
| 床の色はフロアごとに1色 |
| 室内ドアや建具は1棟で1色 |
| 外壁タイルは2色まで |
| キッチン |
| キッチンは一条オリジナルが基本 |
| キッチンは入れられないメーカーがある |
| 他シリーズの設備は入れられないことがある |
| IHが標準でガスはオプション |
| 設備 |
| お風呂は一条オリジナルのみ |
| お風呂は外壁側にしか付けられない |
| 床暖房のエリア分けは最小3帖 |
| 2階の水回りは下に配管が要る |
| 標準の設備を取りやめると減額がある |
| さらぽかは一部の商品は対象外 |
| さらぽかとうるケアはどちらかしか付けられない |
| 床暖房のヘッダーボックスに置き場所が要る |
| カーテンは取り扱いがない |
| 太陽光 |
| 太陽光パネルは屋根と一体型の自社製のみ |
| 屋根を延長するとダミーパネルになる |



表のルールは商品や時期によって変わることもあります。打ち合わせで確かめてくださいね。
一条ルールは変えられる?稟議で通ることも


一条ルールは、構造に関わるもの以外なら稟議で通ることがあります。稟議とは、本社に確認してもらうための手続きです。
耐震性や断熱性に関わる決まりは変えられないことが多いですが仕様のルールは家ごとに相談できます。



絶対に採用したいことがあれば、ダメ元で本社に掛け合ってもらうのも良いです。
一条ルールの中でも後悔しない家にするコツ
一条ルールの中でも、素材と照明を選んで後悔がない家にするコツをお伝えします。
消せない壁は好きな素材で見せる


構造のルールでなくせない壁は、好きな素材を貼ってお気に入りの壁にするのがおすすめです。
壁を消せないなら、いっそ目立たせて家の見せ場にすると気にならなくなります。
わが家は消せなかったダイニングとリビングの間の壁に、朝日ウッドテックの突板(レッドシダー)を貼りました。



「ここに壁ができます」と言われたときはショックでしたが、住んでからは全然悩まないお気に入りの壁になりました。
吹き抜けと勾配天井で開放感を出す


吹き抜けと勾配天井を組み合わせると、部屋の広さ以上の開放感を出せます。
天井が高いと視線が自然と上に向き、壁や柱が多くても圧迫感を感じにくくなります。



一条の家は断熱性が高いので、吹き抜けがあっても真冬に薄着で過ごせるのは嬉しいポイントです。
設定外品・施主支給で個性を出す
一条工務店の標準にないものも、設定外品や施主支給で取り入れられることがあります。
一条オリジナルのものだけでそろえると、ほかの一条の家と雰囲気が似てしまいます。
わが家では、アイカ工業の造作洗面台を選びました。置き型のボウルと黒い水栓を組み合わせて、ホテルのような洗面所にしています。





設定外品は採用できないものもあるので、使いたい商品は品番で早めに相談してくださいね。
わが家の洗面台は、▶一条工務店の洗面台で紹介しています。
照明を一つ一つ選ぶ


照明を一つずつ選ぶことで、部屋の雰囲気を自分好みにできます。
一条工務店では「LEDパッケージ」という照明を自動で配置するシステムがあります。「LEDパッケージ」では、選べる照明の種類が少なく、配置も自動で決められたものになってしまいます。



照明はおまかせにせず、場所ごとに品番まで指定すると思いどおりの雰囲気になりますよ。
外観は外構で整える
門柱・植栽・照明などの外構で整えると、一条らしさを感じさせない外観にできます。
一条工務店の家は屋根や窓の形が似やすいので、差をつけるなら家の外まわりがねらい目です。



外構は建物のあとに考えがちですが、間取りと同じ時期から考えておくと予算が足りなくなりません。
外構の費用と進め方は、▶失敗しない!一条工務店の外構で紹介しています。
一条工務店のルールに関するよくある質問
- 一条ルールとは何ですか?
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一条ルールとは、一条工務店が耐震性・断熱性・気密性を全棟でそろえるための設計の決まりです。
公式の名前ではなく、施主のあいだの呼び名です。吹き抜けの広さ・窓の数・壁の位置などに決まりがあります。
くわしくは▲一条ルールとはで解説しています。
- 一条ルールの一覧は営業担当からもらえますか?
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一条工務店の公式な一条ルールの一覧はありません。
ルールは商品と時期で変わるため、設計士さんが図面を見ながら1つずつ教えてくれる形です。契約前に、自分の商品で気をつけるルールを営業さんに聞いておくと安心です。
場所ごとの一覧は▲一条ルール一覧にまとめています。
- 一条工務店のルーフガーデンにはどんなルールがありますか?
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ルーフガーデン(屋上の庭)を作れるのは、一部の商品だけです。
周囲に壁を立ち上げるルーフガーデンは、アイキューブ・アイスマート・グランスマート・ナチュリアで採用できます。採用したい人は、最初の打ち合わせで自分の商品で作れるかを確かめてください。
くわしくは▲ルーフガーデンは一部の商品のみで解説しています。
- 連窓は窓の数にどう数えますか?
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連窓は、つなげた窓をまとめて1か所として数えます。
同じサイズの窓を近い間隔で並べると、1つの窓として扱われます。何枚までつなげられるかは構造計算で決まり、防火地域や準防火地域では制限があります。
くわしくは▲連窓は1枚として数えるで解説しています。
- 一条工務店の屋根にはどんなルールがありますか?
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屋根の勾配は1.5寸か3.5寸の2択で、屋根全体で1つにそろえます。
2×6工法の商品は片流れ屋根と切妻屋根が中心で、グランセゾンはパラペットルーフも選べます。屋根一体型の太陽光パネルを載せる前提で決まっています。
くわしくは▲屋根のルールで解説しています。
- バルコニー(ベランダ)にもルールはありますか?
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バルコニーは、屋根の有無で費用の数え方が変わります。
屋根のないバルコニーは施工面積に2分の1で入り、屋根で覆われたバルコニーは全額で入ります。広さと置く場所は、構造計算をもとに設計士さんと決めます。
くわしくは▲バルコニーのルールで解説しています。
- 平屋でも一条ルールはありますか?
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平屋にも一条ルールはあります。
45.5cm刻みの寸法・窓の数などは平屋にも当てはまります。2階がないので、総二階のルールや2階の外壁に置くロスガードの決まりは平屋では変わります。
- グランセゾンなら一条ルールの制約はなくなりますか?
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グランセゾンでも一条ルールはありますが、2×6工法の商品より間取りの自由度は高いです。
グランセゾンは軸組工法のため、総二階にしばられにくく小上がりも作れます。わが家もグランセゾンで、1階を広く2階をコンパクトにできました。ただし窓のサッシは一条オリジナルから選び、耐力壁が増えることもあります。
わが家がグランセゾンを選んだ理由は▶一条工務店のグランセゾンで紹介しています。
- 一条工務店の間取りはいつまで変えられますか?
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間取りは、着手承諾(工事に入る前の最終の承認)までに決めきるのが基本です。
着手承諾のあとには間取りの変更は全くできません。細かい仕様の場合は、変更ができることもありますが、図面の描き直しや部材の作り直しが要るため費用が高くなります。叶えたいことは、最初の打ち合わせで設計士さんに伝えておくと後悔しません。
まとめ|一条ルールを知って上手く家づくりをしよう
一条ルールは、一条工務店が耐震性と断熱性を守るために設けている決まりです。ルールが多いのは、どの家でも同じ性能を出すためと考えてOKです。
ルールを先に知っておけば、打ち合わせで「できません」と言われても慌てずに代わりの案を考えられます。



わが家も一条ルールに悩みましたが、住んでみて一条を選んでよかったと感じています。一条ルールを気にしすぎず、叶えたいことを設計士さんに伝えてくださいね。
一条工務店の紹介制度を使うと最大35万円相当のオプションが無料になり、浮いたお金をこだわりたい内装に回せます。申し込みは展示場に行く前に済ませる必要があるので、早めに登録してください。
紹介制度でもらえる特典や申し込み方法は、▶一条工務店の紹介制度で紹介しています。




